2019/10/07

「秋の生き物観察会」を開催しました♪

前日まで雨の日が続き開催が心配されましたが当日は快晴になり、昆虫が大好きな子供たちがトンボ池に集まりました。

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始めに金丸先生より、「あの煙突はなんでしょう」とガス抜き用の煙突に指を指され、萩の台公園が1988年までゴミ捨て場であったことを説明していただきました。また、トンボ池の成り立ちや年々様々な生き物が住みついてきていることの説明がありました。子供たちは先生の話を聞きつつも、早く生き物探しがしたくてウズウズしているようでした。いつものプログラムではビンゴゲームの用紙を使い生き物や植物の観察をするのですが、今回は子供たちが未就学児であることから実施せず、「難しいことは考えず、とにかく生き物探しを楽しみましょう」と挨拶がありました。子供たちはそれぞれに虫取り網やカゴを持って観察を開始しました。

子供たちは虫取り網で池の中をすくったり、トンボを追いかけたりしながら、熱心に取り組んでいました。

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40分ほどの観察を終え、報告会を行いました。トンボ池で捕まえてきたメダカ、トンボ、モンキチョウ、カマキリ、ヤゴなどをお互いに見せ合い観察を行いました。金丸先生はミミカキグサという食虫植物を観察用に採取され、ミジンコなどのプランクトンを捕食することや黄色い花が目印であることを説明されました。その後質問タイムが設けられ、「ヤゴが羽化するまでの期間はどのくらいですか」との子供からの質問があり、金丸先生は「種類によっても変わるね。多くは30日~50日だけれど、どのくらいで成虫になるか、持って帰って観察してみたら面白いよ」と返答されていました。

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今回の参加者は皆、生き物観察会に来られるのが初めての方でした。子供たちは、生き物に大変関心のある子ばかりで、汗だくになりながら生き物を探し、生き物や植物とふれ合っていました。

田んぼや畑・草むらが少なくなった今日、トンボ池での生き物観察会は命の大切さや多様な自然の魅力を学べる貴重な機会であると感じています。来年度からは「トンボ池クラブ」というボランティアクラブを立ち上げ、1年を通して生き物や自然と触れ合えるカリキュラムを実施します。今後もトンボ池やその周辺の魅力を向上しつつ、環境学習の場として活用していきます。

萩の台公園管理事務所 米丸 淳一

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