2019/11/05

10月のトンボ池定点観測

10月になり気温が下がり始めると、ガマやヨシが緑色から黄色へと変化してきました。

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秋が深まるにつれ、色づいた植物の果実に目に留まりました。

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写真はイヌビワです。

イヌビワとは関東から九州、沖縄に分布する落葉低木で、実は1㎝から2㎝ほどのイチジクのような形をしています。そして実際にクワ科イチジク属の植物です。

イチジクのようで美味しそうですが、写真のイヌビワは雄株で、共生する小蜂の巣になっているため、食べることはできません。

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そして、次の写真はグミです。

赤く色づいていて、美味しそうですね。こちらは食べることができます。味は渋みと酸味が強く、かすかな甘味がある程度で、見た目ほど美味しいものではありません。

鋭いトゲがあるので、観察デッキ内に入り込んでいる枝は除去しました。

また、トンボ池の水中ではヤンマ系とアカネ系のヤゴ、ゲンゴロウ、ミズカマキリが確認できました。

10月の定点観測は以下の通りです。

定点観測R1.10

萩の台公園管理事務所 米丸 淳一

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