2019/12/03

11月のトンボ池定点観測

11月初旬よりトンボ池内のガマが枯れてきたので、ガマの刈取りを行いました。

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ガマは気温が下がると自然に枯れますが、そのままにしておくと枯葉が水中に沈んでしまい、ヘドロの増加につながります。

全面を刈り終えると一気に冬らしい景観になりました。

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以前紹介したソーセージのような形のガマの穂は乾燥していて、夏ごろよりも軽く、そして柔らかくなっていました。

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少し触れると、中からフワフワの綿毛が出てきました。

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よく観察してみると、種の付いた綿毛が縦にびっしりと並んでいます。手で触れると空気が入り綿毛が膨らんでいきます。

みるみるうちに膨らみ、いつの間にかウサギくらいのサイズになりました。

フワフワとした感触はまるで小動物に触れているかのようです。

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喜びもつかの間。風がふき、あっという間に綿毛が飛んでいきました。

フワフワと浮遊しながら飛んでいく様子は、とても幻想的で美しかったです。

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11月の定点観測は以下の通りです。

定点観測R1.11

萩の台公園管理事務所 米丸 淳一

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