公園スタッフから、３月の萩の台公園トンボ池の様子をお届けします。

ここのところ雨続きのお天気。公園入口の市道沿いのサクラも咲き始めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日は、トンボ池で生き物調査をすることとしました。

先月、ビオトープづくりの一環として、水溜まり同士をつなぐ小川を掘りました。

早速、尻尾が生え出したカエルが傘にとまりました。かわいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、泥の上に卵塊（らんかい）といって泡に包まれた卵を見つけました。

この卵塊はひょっとして、「シュレーゲルアオガエル」のものでは。

 

 

 

 

 

 

 

トンボ池周辺では、シュレーゲルアオガエル特有の「コロロ、コロロ」と美しい大合唱が聞こえてきました。

いわゆるカエルの合唱「ゲロゲロ・・」と鳴くニホンアマガエルとは違う鳴き声です。

 

しばらく声の正体を探すと、泥の中から美しいアオガエルが現れました。

おんぶをしたシュレーゲルアオガエルです！個人的には目の周りの金色の美しさが好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このカエルは、日本の固有種で本州、四国、九州に分布しており、珍しい種類ではありません。

しかし、物陰や土中に隠れていることが多く、姿を目にすることは滅多にないと思います。

よく似たニホンアマガエルの方は、目の周りに黒い斑紋がありますので、見分けるポイントです。

 

皆さんもカエルを見つけに萩の台公園に遊びに来てください♪

生き物を捕まえた後は、逃がしてやってくださいね。

 

毎月トンボ池の定点観測を行っています。

ガマやヨシなどの植物が随分伸びてきました。

詳しくは⇓

定点観測R5.3月

 

 

萩の台公園管理事務所　赤阪幸司