2017/02/28

2月のトンボ池定点観測

トンボ池からお伝えします。

桟橋から池を覗き込んでおりますと、ときどきゲンゴロウが水面に浮かび上がってきます。

ゲンゴロウは水底で冬眠するのですが、時々は酸素補給のため浮上してくるのですね。

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浅瀬では多くの卵を見ることが出来ます・・・アカガエルの卵です。

正確にいうと「ヤマアカガエル」か「ニホンアカガエル」なのでしょうが、卵の状態ではどちらとも言いかねます。

浅瀬の状況写真を下に添付します。画面中央、丸い箇所には30個ほどの卵塊があります。

アカガエルは産卵のために一度冬眠から目覚め、一匹につき卵塊をひとつ産んで、再び冬眠に戻ります。

つまり卵塊の数を数えれば、この辺りのアカガエルの生息数が推測できることになります。

この日だけで60個ほどの卵塊を確認することが出来ました。

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卵塊の拡大写真を添付・・・

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・・・卵の中心には黒点があります。この黒点が徐々に変形して、オタマジャクシの形になっていきます。

2週間ほどたつと、卵全体が膨らんで来ます(下写真右側)こうなると、まもなく孵化です。

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さて、今月の定点観測は下記のとおりです。

平成28年度2月定点観測①

平成28年度2月定点観測②

平成28年度トンボ池水位観測

 

 

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