４月は春らしい植物が目につきました。

写真はハルジオンと西洋タンポポです。

ハルジオンの名前の由来は「春に咲く紫苑（シオン）という意味」です。花の咲き方がヒメジョオンとよく似ています。花びらの数の多いほうがハルジオンですが、とても見分けにくいので、私は葉の付き方で区別をしています。ハルジオンは葉が茎を抱くように付き、ヒメジョオンはまっすぐちょこんと付きます。

西洋タンポポと日本タンポポの区別は綿毛の状態では難しいですが、花を見れば一目瞭然です。花びらの下にある「総苞片（そうほうへん）」という「がく」の部分が反り返って下を向いている方が西洋タンポポです。

写真はギンヤンマです。メスは腹部の先端にある産卵管をガマに突き刺し、１粒ずつ産卵をします。

こちらはアオモンイトトンボのメスです。オスは名前の通り鮮やかな青色をしていますが、メスはやや黄色がかっています。

この１ヵ月あまりでオタマジャクシから姿を変え、小さなカエルがたくさん確認できました。

すばしっこくてなかなか写真に収まりません。

４月の定点観測は以下の通りです。

定点観測R2.4

萩の台公園管理事務所　米丸　淳一