ビオトープの紹介
ビオトープってなんのこと?
ビオトープとは
もともとはギリシャ語で、ビオ(生き物)のトープ(住むところ)という意味の合成された言葉で、ドイツで生まれた新しい自然思想ですが、普通には「本来その場所にいた、いろいろな生き物が生活する場所」と思ってください。
どうしてビオトープをつくるの?
日本では、もともと農村のまわりは雑木林などの里山(さとやま)でした。田んぼや雑木林、小川にはいろいろな生き物が生活していて、ビオトープそのものでした。しかし、都市化が進み、雑木林や田んぼが減ってしまいました。そして身近にみられたいろいろな生き物も少なくなってきました。
私たちは、カブトムシやクワガタ、カエルやバッタなどを追いかけられる楽しい「ビオトープ」をみんなでつくっていこうと考えています。
いろいろなビオトープ
公園の森の中や川や河原、池や沼、干潟、神社やお寺にある林や雑木林など、生き物たちは自分たちにあった場所でそれぞれ生活しています。広い意味では生き物が生活している空間全てがビオトープといえます。みんなの家の近くの神社や池をみてみよう。きっとたくさんの生き物にであえるよ。
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- 綾(あや)の照葉樹林
- 綾町の照葉樹林には、昔からの自然がそのまま残っている。
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- 高鍋湿原(たかなべしつげん)
- 高鍋町の高鍋湿原は、トンボや湿性植物の宝庫だ。
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- 神社の森など
- 神社には昔からの大木や林が残っています。写真は瓜生野八幡社(うりゅうのはちまんしゃ)の大クス。
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- 川と河原
- 川や河原のヨシ原や林には、いろいろな生き物が生活しています。写真は大淀川の「大淀川学習館」近く。
ゴミ処分場から生まれ変わった萩の台公園
今は緑豊かな萩の台公園ですが、もともとは「ごみ埋立処分場」でした。昭和63年にごみ埋立処分の役割を終え、平成18年4月に「萩の台公園」として生まれ変わりました。トンボ池は、そのときに自然にできた水溜りを整備したものです。
昭和43年1月 | 「萩の台ごみ埋立処分場」開始 |
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昭和63年9月 | ごみ埋立処分終了(170万㎥) |
平成4年7月 | 跡地利用促進のため、公共工事等から発生する残土埋立を開始 |
平成6年4月 | 市制70周年記念事業(スポーツ公園)として位置付け |
平成8年9月 | 国道10号線北バイパス工事から多量の残土(約187,000㎥)を受入 |
平成9年9月 | 第1回萩の台跡地利用促進協議会開催 |
平成10年3月 | 萩の台跡地利用基本構想策定業務を委託し、基本構想を策定 |
平成11年12月 | 跡地における下地処理を実施 |
平成12年3月 | 取付け道路の計画・実施設計 |
平成12~13年度 | 公園整備の計画・実施設計 |
平成12~14年度 | 取付け道路の計画・実施設計 |
平成14年7月 | 一般廃棄物処理施設廃止 |
平成14年12月 | 公園の都市計画決定 |
平成14~17年度 | 公園整備工事(A=16ha) |
平成18年4月 | 「萩の台公園」開園 |
昭和54年当時
昭和56年当時
平成18年完成
現在の萩の台公園 トンボ池(平成20年6月)