2015/08/22

「親子昆虫観察会」を開催しました

夏の盛りを過ぎたとはいえ、まだまだ暑い8月22日、久峰総合公園にて「親子昆虫観察会」を開催しました。

今回の講師は宮崎県環境保全アドバイザーで宮崎昆虫同好会所属の笹岡康則先生です。
そして、今回のターゲットは・・・・公園の、とある一角に集められた落葉の山です。

この山からスコップで落葉をすくい、ビニールシートの上で荒目のふるいにかけ、落ちた土の中から昆虫を探します。ふるいにかけるところまでは公園スタッフがお手伝いしました。

子供たちは次々に昆虫を見つけては、先生に見せて説明していただきます。
先生は大忙しでした。

 

落葉の山

この落ち葉の山から探します

昆虫観察会

虫はどこかな?

昆虫観察会

この虫は何て名前でしょう

 

探し始めてしばらくは、見つかるのはミミズや小型の甲虫ばかりで、「クワガタやカブトを見つけるには少し時期が遅かったね」と先生もおっしゃっていましたが、途中から次々と大型の幼虫が!
来年成虫になるクワガタの幼虫だそうです。カブトムシの幼虫もいましたよ。
さらにカブトムシのメスの成虫も1匹見つけることができました。
他にカブトムシやクワガタの成虫は見つかりませんでしたが、幼虫たちは来年に向けてすでに成長を始めているんですね。

 

昆虫観察会

大量の幼虫が(^_^;)

先生によると、この幼虫たちは簡単に育てられるそうで、大きめの紙コップやプラカップに腐葉土をきつめに詰め、水分を与えて幼虫を入れ、ふたをして適当なところに置いておけば来年には成虫になるそうです。

さて、ひととおり幼虫を集めたら、今度はセミを捕まえます。
スタッフも、昔取った杵柄でお手伝いし、何匹か捕まえたところで、オスとメスの違いを実際に触って確かめます。
セミを触るのは初めてという子も多かったようですが、先生の話を聞きながら、みんな積極的に触っていました。

セミさがし

セミは~?

昆虫観察会

カブトムシの話を聞きます

 

その後、先生からカブトムシについてのとっておきの話(樹液を吸うために木をかじるそうです!)を伺ったりして、観察会は無事終了しました。

今回の観察会が子供たちの夏休みの思い出の一つになってくれればうれしいです。
さらに、これをきっかけに昆虫に興味を持って、研究してくれたりするといいなと思います。

参加してくださった親子の皆様ありがとうございました。

ところで、写真の中に小さなマイクを持った女性が写っているのに気付かれましたか?
MRTラジオから木佐貫ひとみさんが取材に来て下さっていました。
今回の模様を9月第1週の土曜日(5日ですね)放送の「エ・コ・コロ カフェ」で扱って下さるそうです。
よろしかったらぜひお聞きください。

久峰総合公園 植田弘康

 

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