８月２３日（日）バナナを使ってハガキをつくるイベント「バナナでエコ」を開催しました。
「なんでバナナで紙が作れるの？」という疑問の声が聞こえてきそうですね～。
使うのは美味しい果実の部分ではなく、バナナの葉や茎の部分なのです。
バナナの葉と茎に含まれる繊維質を利用します。バナナ以外で大根やキャベツなど繊維が多いものでも
出来るのだそう。
　←バナナの葉はとっても大きいんです！

細かくちぎったバナナの葉と茎、のり代わりにコピー用紙を少しちぎったものを、水と一緒にミキサーに
かけてさらに細かくします。

↑ミキサーを使うときは、大人と一緒にね。

どろどろになった葉と茎を水に浮かべた紙すき枠に流し入れて、平らになるように紙すき枠をゆらします。

↑うまく平らにできるかな？

平らにした紙に、園内のブーゲンビリアやデュランタなどの花を乗せて飾ります。


↑あら素敵♪こちらはバナナの茎だけの生地に、ちぎったハイビスカスの花を混ぜたもの。

葉の部分を多めに入れた場合は、緑色のハガキができます。色々試したくなりますね！

後は新聞紙にはさんで重石を乗せます。
しばらくたって水分が抜けたら、最後にアイロンをかけて完成です。
家でも簡単にできますので、やったことのない方はぜひ！
※アイロンを強くかけすぎると、花が焦げてしまいますので注意してください。

実際にアフリカでは豊富にあるバナナで紙を作って売ることで、雇用を生み出す取組みをしているそうです。
バナナを取った後の葉や茎の再利用につながり、そして貧しい地域を救うことにつながるなんて素晴らしいですね。

当日は日差しが強く、大変暑かったにもかかわらず、１２名の方が来てくださいました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

南部事業室　中村愛子