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城山公園(じょうやまこうえん) |
城山公園は標高約67mの高台にあり、頂上は仏舎利塔を中心とした広場になっていて、太平洋と青島、白浜海水浴場が一望できる眺望の地です。この地は戦国時代の柴波洲城(しわすざきじょう)の跡で、仏舎利塔の建っているあたりに本丸がありました。突浪川と太平洋に急斜面で接している天然の要害の地で、伊東48城の一つでした。伊東氏と島津氏が争奪をくり返しましたが、元和元年(1615)、徳川幕府の一国一城令で廃城となりました。
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天正8年(1580)に島津家家老・上井覚兼(うわいかくけん)が宮崎城主になり、柴波洲城主に覚兼の父・薫兼(くんけん)がなったと記録にあります。また、庭で蹴鞠(けまり)をしたとの記録もあり、中世の山城は武骨なイメージがありますが、風雅な一面もあったものと思われます。 |
なお、高さ21m、直径15mの仏舎利塔は昭和47年(1972)8月にインドのネール首相から真身舎利(釈迦如来分骨の意)を受けて、創建されたそうです。 |
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●城山公園には入口が2ヶ所あります。 |
突浪川沿いの山の入口からは階段が続いていて、うっそうとした杉や山桜の樹林に包まれながら急な階段を上ります。途中には、石垣跡と思える野面積みや野仏などもあり、いかにも中世の山城の雰囲気が楽しめますが健脚向きです。白浜オートキャンプ場からは途中まで車で上れますので、足に自信のない方にはこちらがおすすめです。 |
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城山公園には展望台が2ヶ所あり、青島側からは青島全体が見渡せる |
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展望台からの眺め:
白浜海水浴場と青島サンクマール |
展望台からの眺め:青島漁港と町並み |
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仏舎利塔 |
展望台のある広場 |
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駐車場からの入口 |
今も残っている野面積みのあと |
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階段のわきには石仏がひっそりと立っている |
うっそうとした樹林の中を急階段が続く |
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