久峰総合公園では２月２４日に「河津桜の育樹活動」を開催しました。

現在、久峰総合公園のパターゴルフ場や陸上競技場、ゲートボール場などの周辺に立っている河津桜の木は、平成２２年と２３年に利用者の皆さんの手によって植樹されたものです。
今回は、そのうち、平成２３年に植樹していただいた皆さんにお集まりいただき、自分が植えた河津桜に肥料を施していただく、という催しでした。

当日は幸い天気に恵まれ、寒さも和らいだ中、４０名ほどの皆さんにお集まりいただきました。

最初に、樹木医でもある（一財）みやざき公園協会の職員から、施肥についての説明とともに、今回事前に行った「エアレーション」という処置についての解説が行われました。

「エアレーション」というのは土中に空気を送り込む処置のことで、今回は河津桜の根の付近の地面にパイプを差し込んで、機械で空気を送り込んでいます。
これを行うことによって周囲の土がほぐれ、水はけや通気性が良くなり、根の生長を促します。
また、有用な微生物を増やす効果もあるようです。

参加者の皆さんはエアレーションの実演を見た後、今回の施肥作業の方法などの説明を受けました。

その後は、ご自分が植樹した河津桜の場所に移動して、施肥作業を行っていただきましたが、施肥だけではなく周辺の草取りなどを行ったり、木の状態などについて樹木医に熱心に質問したりする参加者も多く、皆さんの、自分が植樹した木に対する思い入れが伝わってきました。

今日現在、河津桜は満開となっています。
もうしばらくはきれいな花が楽しめそうです。

久峰総合公園　植田弘康