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青島歴史文化の広場 |
青島駅西口から線路沿いに宮崎方面へ200mほど歩くと「青島歴史文化の広場」があります。
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悠久の歴史を体感できるこの公園には、縄文時代の後期(紀元前150年頃)と推定される貝塚や古墳があり、それぞれ松添貝塚、松添古墳と呼ばれています。松添貝塚は昔から「みなばたけ」と呼ばれていました。「みな」とは貝の方言で、貝殻がたくさん出るところとして知られていました。 |
貝塚は、大昔の人が食べていた魚介や鳥、獣の骨などを捨てたゴミ捨て場です。そこを調査することで土器や石器など当時の人々が使っていたものをはじめ、サザエ・ハマグリなどの貝類や獣・鳥・クジラの骨・人骨などが発見されており、貴重な研究材料となりました。松添貝塚での調査により、昔は松添の地域まで海岸線が広がっており、大昔の人々が裏山の林で狩猟していただけでなく、漁業も行っていたというその生活の様子がうかがえます。 |
発掘調査をもって出土された資料の一部は現在宮崎県立博物館に陳列されています。また、この松添貝塚から出土した土器のうち、南九州に特徴的な土器はこの遺跡の名前をとって「松添式土器」と呼ばれています。 |
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●昭和28年に宮崎大学の田中教授らと研究生が調査をし、いろいろな出土物がありました。 |
・サザエやハマグリ ・ウニや魚の骨 ・イノシシや鹿の皮 ・石器(小型の石包丁) |
・石斧(せきふ)−石の斧 ・石錐(せきすい)−石の重り。魚を採る時の網などに使用する。 |
●その後、南九州大学の調査で新たな出土物がありました。 |
・クジラや海獣(かいじゅう)の骨 ・タヌキや山鳥の骨 ・骨の釣り針 |
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復元された住居 |
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貝塚を見ることができる |
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