３月４日(金)に、西都原公園では『神話をたどるウォーキング』を開催しました。

当日は天気に恵まれた散策日和となりました✿講師の紹介と今日の流れを説明しはじめに第三古墳群に

移動しました。第三古墳群では現在発掘中の265号墳（船塚）の発掘現場に立ち会うことが出来ました。

　

▲265号墳（船塚）の説明

大変嬉しいことに考古博物館学芸員の堀田先生に来て頂き、発掘現場の解説やお話を聞きながら見学しま

した。古墳の発掘現場を間近にし皆さん真剣な様子で先生のお話に耳を傾けていました✿

　

▲「造出（つくりだし）」の説明　　　　　　　　　　　▲古墳上部での発掘現場の説明

265号墳は大正時代に剣や勾玉等が出土された古墳であり今回の再調査により５世紀後半に造られた可能性

が高いとされる祭祀用とみられる造出（つくりだし）の空間があることが分かったとお話がありました。

古墳上部も案内頂き、発掘作業の様子や大正時代に出土した剣や勾玉の出土場所、今回出土した水晶等の貴

重なお話をたくさん聞くことができました。

　

▲古墳を掘りおこした後には石がたくさん（古墳は石を重ねて造られていることが分かる）

発掘現場を後にして梅林を歩きながら西都原ボランティア協議会の栗山先生にニニギノミコトやコノハナ

サクヤヒメに関する神話をお聞きし、二人の御陵墓と言われる男狭穂塚や女狭穂塚も近くで見学しました。

　

▲梅林のウォーキング　　　　　　　　　　　　　　　　▲男狭穂塚・女狭穂塚（御陵墓）

約１時間古墳群を周った後、宮崎県立西都原考古博物館に向かいました。博物館では西都原ボランティア

協議会の横山先生による西都原古墳の史実や出土品などの解説をお聞きし理解を深めました。

終始皆さん感心されている様子で館内の見学を楽しまれていました✿

　

▲宮崎県立西都原考古博物館内の見学

参加者の方からは、「初の参加でとても興味をもてました」「天気も良く楽しかったです」「宮崎を知る

一つとして本当に有意義でした」などの声が多く聞かれ大変充実したイベントになりました✿

参加者の皆さま、講師の先生方、本当にありがとうございました！！

 

西都原公園　竹之内彩